中古パソコン・PCに接続出来るパーツはメーカーを問わない

パソコンというのは基本的に統一されている規格に基づいてパーツが作られているので、このメーカーのパソコンで動作する周辺機器が、別のメーカーのパソコンだと動作しないということはあまりありません。なので、中古パソコン・PCに対し、新しく発売されたばかりのパーツを接続するということも可能です。ただ、注意しなければならないのは、一世代か二世代ぐらい前に発売された中古パソコン・PCではなく、もっと古い中古パソコン・PCの場合は最新のパーツがそのままだと接続出来ない場合があるので注意しましょう。たとえばどのようなパーツだとそういったことが起こるのかというと、まず、USBに接続する機器がそうです。かなり古いパソコンにでもUSB端子はついていますが、USBは規格が何度か変わっていて新しいUSBの規格と古いUSBの規格を比べると、通信速度がまったく違います。もし、購入しようとしている中古パソコン・PCについているUSB端子の規格がUSB2.0と呼ばれるもので、それに接続したいと考えているパーツがUSB3.0に対応していた場合、USB3.0の速度では通信することは出来ません。USBは下位互換なので、USB2.0での接続ということになります。そのため、せっかく新しいパーツを購入しても、その性能をフルに発揮することが出来ません。では、古いパソコンだとUSB3.0で接続出来ないのかというと、そんなことはありません。どうすればいいのかというと、USB3.0に対応したボードを増設すればいいのです。デスクトップパソコンの場合、PCIと呼ばれる規格のボードを差せるようになっていることが多いです。ボードを差すためにはケースの蓋を外す必要がありますが、ボードの取り付けはドライバーがあれば出来る簡単な作業です。また、最近のパソコンはテレビをモニターとして使えるものも増えてきていますが、やはり古いパソコンだと対応していないことがほとんどです。しかし、USB3.0のボードを増設するのと同じように、HDMIという端子を持つビデオカードをつけることで、HDMIの入力端子を持つテレビに接続することが可能になります。HDMIはメーカーの違いを問わない共通規格なので、パソコンのメーカーとテレビのメーカーが違う場合でも接続することが出来ます。ビデオカードを接続する場合は、最初からついているものを取り外して交換という形になる場合もありますが、作業自体はそれほど難しいものではありません。