中古パソコン・PCで無線LANを利用することは可能か

最近はタブレットが普及していることに合わせて、無線LANを家庭で利用する人も増えてきました。タブレットの場合、携帯電話会社などから提供されるSIMカードが使えないタイプのものであれば、無線LANを利用しないとインターネットに接続することが出来ないからです。無線LANのメリットは、ルーターから端末が離れていてもLANケーブルを使わずにネットに接続出来るという点であり、たとえば家の一階にルーターがあって二階にパソコンがあるという場合、ケーブルで接続することになると数十メートルのLANケーブルを用意する必要があり大変ですが、無線LANを使えばケーブルが不要なので配線する必要がなくすっきりします。では、中古パソコン・PCなどの古いパソコンで利用することも可能なのでしょうか。これは十分可能です。というのは、ルーターが対応しているのであれば、子機を用意してUSBで接続するだけでいいからです。パソコンに内蔵されていないと使えないというものではないので、USB端子さえあれば、使えると言ってもいいでしょう。現在流通している中古パソコン・PCであれば、USB端子は必ずあると言っていいので問題はありません。では、無線LANを利用する場合の注意点にはどのようなものがあるでしょうか。まず挙げられるのは、通信速度の問題です。プロバイダ、あるいは回線を提供している通信会社との契約にもよりますが、もし光ファイバーで接続していて100MBpsで接続しているという場合、LANケーブルで接続した方が速くなります。なので、接続スピードを求めるのであればLANケーブルを使った方がいいです。それと、セキュリティの問題もありません。無線LANの場合、家の親機からある程度の範囲にわたって電波が飛ぶことになるので、まったくセキュリティ対策をしていない場合、第三者が家の外からアクセスしてきて、勝手に回線を使うということがあり得ます。こういったことを避けるために、十分なセキュリティ対策が必要です。ではどのような対策が有効なのかというと、まず、親機にアクセスする場合にパスワード必須にするという方法が有効です。更に強力な対策としては、中古パソコン・PCについているLANボードのMACアドレスでフィルタリングするというものです。MACアドレスとはLANボードごとにすべて違うので、自分が使っている端末のMACアドレスからのアクセスしか許可しないという設定にすれば勝手に接続される可能性はほぼなくなります。